牧野 一穗 MAKINO Kazuho筑波大学

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バビロンの昼下がり
日本画/岩絵具、水干絵具、箔、墨、合板
162 × 162 cm

2010年

作家からひとこと:

本作は、これまでの作品の画面構成を踏襲しつつ、課題であったモチーフのフォルムを追求した。あえて、モチーフ(状況、風景)を砂漠に設定し、課題に対して取り組んだ。また、箔を用いた平滑な画面表現を試みた。
経歴

1982年 生まれ
2006年 東京藝術大学 美術学部絵画科日本画専攻 卒業
2010年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻 修了
2013年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科博士後期課程芸術専攻 修了 博士(芸術学)
2012年 碧い石見の芸術祭2012全国美術大学奨学日本画展 奨励賞(三隅中央会館/島根)
2013年 第39回東京春季創画展 春季展賞(日本橋高島屋/東京、新潟総合テレビギャラリー/新潟)
碧い石見の芸術祭2013全国美術大学奨学日本画展 大賞(浜田市立石正美術館ギャラリー/島根)
第24回臥龍桜日本画大賞展 奨励賞(飛騨位山文化交流館/岐阜、岐阜県美術館/岐阜)
第40回記念創画展 創画会賞(東京都美術館/東京、京都市美術館/京都、愛知県美術館/愛知)

makinokazuho_past
黄穹の争跡
日本画/岩絵具、水干絵具、墨、合板
181.8 × 227.3 cm

2013年


Q&A

Q あなたにとって大切な本・映画・音楽があったら教えてください。
A 吉行淳之介の作品を読みます。20代のときは、氏の『驟雨』という作品を偏愛していました。
Q アーティストを目指すきっかけはどんなことでしたか?
A ひとつの要因には、生家の環境があったと思います。ただ、全ての若者と同じ様に、劣等感に悩まされたり、生きていく方法を探して足掻くあいだに、作家という生き方を見つけたように思います。
Q 制作するときに欠かせないものはありますか?
A 近年は、完成のイメージが外れないよう、強い気持ちが持続できればと考えていますが、それが作品にとって、正しいことなのか、そうでないのか、私にはわかりません。
Q 同じ世代のアーティストについて、どう感じていますか?
A 諸氏の作品を、意識しすぎてしまうと、影響を受けて作品をなぞってしまうように思います。しかし、関心を持たなければ、刺激や問題意識を共有することができません。意識の深いところで繋がっていたいと思います。
Q 10年後のあなたについて空想してください。
A 現在と同じように、「わからない」状態が続いていると思います。どうせ持つのであれば、すこしでも上等な劣等感を持てれば、と空想します。