真鍋 華苑 MANABE Kaen奈良教育大学

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池上
書/墨、紙
225 × 53 cm

2011年

作家からひとこと:

教員として採用されて1年目。右も左もわからない世界に飛び込み、悪戦苦闘していたころに制作した、私にとっては大変思い出深い作品です。
中国・唐時代の詩をもとに、傅山の書風で表現しました。
経歴

1985年 生まれ
2008年 奈良教育大学 教育学部総合教育課程文化財・書道芸術コース書道芸術専修 卒業
2010年 奈良教育大学大学院 教育学研究科修士課程教科教育専攻美術教育専修 修了
2006年 第11回全日本高校・大学生書道展 大賞 [漢字] (大阪市立美術館/大阪)
2011年 第43回日展(国立新美術館/東京)
2013年 第30回読売書法展 秀逸(みやこめっせ/京都)
第67回日本書芸院展 特別賞(大阪市立美術館/大阪)

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2013読売書法展
書/墨、紙
227 × 53 cm

2013年


Q&A

Q アーティストを目指すきっかけはどんなことでしたか?
A 小学2年のとき、祖母に『女の子は字が綺麗なほうが得やから、お習字ならっとき。』と言われ、近所のお習字教室に通い始めました。それがきっかけで、「書道」の魅力に取りつかれました。小学4年の将来の夢は、『書道の作品で人の心を揺さぶれる人になりたい。』というもの。それからは、寄り道することなく、ずっと書道一筋です。
大学進学の際にも、国公立で「書道を専攻できるところ」という観点から、奈良教育大学に進学。そこで、書道に対して真摯に取り組む仲間たち、そして、福光先生をはじめ多くの先生方と出会い、ご指導をいただき、現在に至っています。
Q 制作するときに欠かせないものはありますか?
A テレビや音楽をかけるなど、音を流しながら、制作することが多いです。そのほうが逆に集中ができるようです。
あとは、冷たい緑茶とお菓子やパンなどの軽食です。しっかりご飯を食べても、大きな作品の制作となると、2時間もすればすぐにおなかが減ってきます。
Q 同じ世代のアーティストについて、どう感じていますか?
A 世代的には、社会の中でさまざま経験を積みながら、それぞれの世界で、今後、中核を担っていく世代だと思います。
私と同じように、仕事に生活のほとんどの時間を割かれ、作品制作の時間が取れないジレンマの中で、格闘している人も多いのではないかと思います。これから社会の中で経験するであろう苦悩が、作品制作の深みとなっていくと信じ、今はすべてのことに全力で挑戦しています。
未来のために、共にがんばりましょう!と言った気持ちです。
Q 10年後のあなたについて空想してください。
A 引き続き、教員を続けているか。もしくは、アトリエを構えて、そこでお習字教室も併設している。子どもたちに書道を教えながら、自分の作品作りにも没頭できる環境…理想ですね。