村上 佑介 MURAKAMI Yusuke広島大学

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零れ落ちる
塑造/石膏、鉄、箔、アクリル絵具
180 × 60 × 80 cm

2014年

作家からひとこと:

水を手ですくい上げ、掌に留めおくことは意外に難しい。水は指の隙間から少しずつ零れ落ちていく。簡単そうに見えて難しいことは思っているよりも多い。
経歴

1987年 生まれ
2009年 広島大学 教育学部第四類造形芸術系コース 卒業
2011年 広島大学大学院 教育学研究科(博士課程前期)生涯活動教育学専攻造形芸術教育学専修 修了
2014年 広島大学大学院 教育学研究科(博士課程後期)文化教育開発専攻造形芸術教育学分野 修了 博士(学術)
2011年 第3回吉富蔵ART展(賀茂鶴酒造吉富蔵/広島)
2012年 第42回日彫展 優秀賞(東京都美術館/東京)
2013年 第25回現代美術展―郷土出身作家による(今治河野美術館/愛媛)
広島大学造形選抜展「絵画×版画×彫刻」(八千代の丘美術館/広島)
ART in 酒蔵2013(西条酒蔵通り/広島)

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夢を見ていた
塑造/石膏、アクリル絵具
200 × 55 × 50 cm

2014年


Q&A

Q あなたにとって大切な本・映画・音楽があったら教えてください。
A 音楽は制作のモチベーションを維持するためにもすごく大切にしています。特に、葉加瀬太郎さんや押尾コータローさんなどのインストゥルメンタルの音楽を聴くことが多いです。また、ゲームミュージックを度々手がけている植松伸夫さんのサウンドトラックなどを聞いて、その世界観に浸りながら作品を構想することもあります。ジャンルは違いますが、同じ芸術に携わるものとして、彼らの作品から得るものは多いです。
Q アーティストを目指すきっかけはどんなことでしたか?
A 具体的なきっかけというのは思い浮かびません。ただ、作品を作って誰かに褒められたり、驚かれたりしたかったんだと思います。特に母は自分が作った作品を見て凄く喜んでくれる人だったので、「次はどんなものを作って驚かそうかなぁ」という意識が中学生くらいの頃から常にあったと思います。その繰り返しで今に至っているという感じでしょうか。
Q 制作するときに欠かせないものはありますか?
A 制作時には、鉄べらと木べらと木の棒は欠かせません。これらの道具を使用して、粘土に様々な表情をつけていきます。
環境面でいうと、ほとんど音楽を聴きながら制作をしています。音楽を聴きながら作っていると、どこか自分の行為が演劇的というか、非現実的に感じられてすごく面白いです。音楽を聴きながら制作している時間が幸せです。
Q 同じ世代のアーティストについて、どう感じていますか?
A 同世代のアーティストの方は、ライバルであり、同士でもあるという感じです。全く面識のない方でも、その活躍を雑誌などで拝見すると、悔しさがある反面、「自分も頑張らないと!」というモチベーションに繋がります。彫刻という分野は、絵画などに比べて制作人口も少ないので、特に同分野の方たちとは一緒に頑張っていきたいです。
Q 10年後のあなたについて空想してください。
A 10年後も相変わらず制作をしていると思います。また、今よりも技術的な面での向上が見られると思います。ただその一方で、制作をすることに手馴れてしまい、型にはまったような表現になっているかもしれません。(そうならないようにしたいです。)
また、研究者・教育者として、彫刻表現の探究や、後進の指導にも尽力していると思います。