西山 翠蓮 NISHIYAMA Suiren筑波大学

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涙痕
書/墨、紙
129 × 98 cm

2014年

作家からひとこと:

王羲之の骨格正しい行書を意識して制作しました。これまで王鐸、蘇東坡、良寛などを学んできましたが、ここ数年は王羲之書法に徹しており、その表現の奥深さを身につけようと試みています。内容は岑参の詩の一節で、制作時の私の心情を投影したものとなっています。
経歴

1988年 生まれ
2011年 筑波大学 芸術専門学群美術専攻 卒業
2013年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻 修了
2010年 第15回全日本高校・大学生書道展 大賞(大阪市立美術館/大阪)
2011年 第28回読売書法展 特選(国立新美術館/東京)
第43回日展(国立新美術館/東京)
2012年 第29回読売書法展 特選(国立新美術館/東京)
2013年 第67回日本書芸院四月展 特別賞(大阪市立美術館/大阪)
2014年 改組新第1回日展(国立新美術館/東京)

nishiyamasuiren_past

書/墨、紙
170 × 70 cm

2010年


Q&A

Q あなたにとって大切な本・映画・音楽があったら教えてください。
A 東山魁夷画伯(日本画家)の画集です。信濃で初めて作品を見た時の衝撃は忘れられません。作品はやはり本物を見るべきだと思います。しかし、毎日美術館に通うわけにもいきませんので、普段は画集を眺めてあれこれ考えています。音楽からヒントを得て制作をする作家の方が多いように感じますが、私の場合は絵画を鑑賞することが多いです。
Q アーティストを目指すきっかけはどんなことでしたか?
A 恩師である窪山墨翠先生との出会いと、家族のサポートです。書くことが好きというよりは、環境要因が大きいという気がします。勉強する環境には本当に恵まれていて、その環境を作ってくれている人たちへの恩返しは、やはり作品制作なのではないかと思い今日に至っています。
Q 制作するときに欠かせないものはありますか?
A なるべく日常の中で制作するように心がけています。改まったものではなく「率意の書」を目指しています。特に食べ物などで気持ちが変わることはありません。ただ、制作の合間にはコーヒーや冷やしあめを飲むことが多いように思います。
Q 同じ世代のアーティストについて、どう感じていますか?
A 専門分野のみで活動している方が多い気がします。もちろん制作については深く突きつめることも大切ですが、かつての中村屋サロンのような、他の芸術との交流の場があればいいなとも感じています。
Q 10年後のあなたについて空想してください。
A 良き師、良き仲間とともに、健康で筆を持てていればそれだけで幸せです。