小山内 愛美 OSANAI Megumi秋田公立美術大学

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松樹の翠
日本画/墨、金泥、紙、パネル
162 × 116 cm

2014年

作家からひとこと:

絵を本格的に描いて9年ほどになります。“自然の生命力を描く”をテーマに普段は岩絵具を使って彩色、下地からすべて日本画材で絵を描いておりますが今回は「墨」を中心に自身の絵画表現に挑戦しました。本画にするまで現場でのデッサンから下絵制作を行い、変わらぬ姿で聳え立つ松の巨樹を描きました。長い歳月や風雪の厳しい冬を過ごし抜いたその存在感と墨表現から松の色を感じて頂ければ幸いです。
経歴

1988年 生まれ
2009年 秋田公立美術工芸短期大学 工芸美術学科絵画コース 卒業
2008年 個展(秋田 以降ほぼ毎年)
2009年 秋田公立美術工芸短期大学修了制作 学長賞/あきた県民文化祭2009推薦作家出品
2010年 イレブンガールズアートコレクション参加出品(長野・宇都宮・広島・東京など全国各地の百貨店、’12以降OG参加)
2012年 映画「遠くでずっとそばにいる」(’13公開長澤雅彦監督作品) 映画内絵画制作/秋田県三種町森岳歌舞伎幕絵制作(’14公開)
2013年 小山内愛美 日本画展「自然の絢爛美を描く」(東武百貨店池袋本店/東京 ’14)

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小山内愛美 日本画展「自然の絢爛美を描くII」
東武池袋本店

日本画/岩絵具、膠、金箔、麻紙、パネル

2014年


Q&A

Q あなたにとって大切な本・映画・音楽があったら教えてください。
A 特にこだわりやお気に入りの作家があるわけではありませんが、読書・映画鑑賞・音楽鑑賞が大好きです。最近読んだ本では原田マハの“楽園のカンヴァス”、映画はピーターラビットの作者を描いた“ビアトリクス・ポター”や“赤毛のアン”など、音楽はジャンルを問わず鑑賞しますがショパンの“雨だれ”が特に好きです。
Q アーティストを目指すきっかけはどんなことでしたか?
A 小さいころから特に絵画を習っていたわけではありませんが、絵を描くのが楽しく「好きな事で仕事ができたら」と思っていました。中学生の時に自然を題材にした絵画を描く事が好きだという事に気付き、色々な御縁あって画家を志すようになりました。挫折も沢山経験しましたが大学を卒業してからは、やはり画家になりたくて諦められずに実家のある関西へは帰らず自然豊かな秋田で制作する事を決め、描き続ける道を選びました。結果的に秋田という環境が私にとっては制作を続けられる環境と創作の源泉になりました。
Q 制作するときに欠かせないものはありますか?
A ラジオ、もしくは無音です。 以前は音楽を聴いたりしながら制作をしていましたが、心を無にすることで作品へ感情が入り易く、またラジオは時間を把握しながら制作出来ますので最近は欠かせない存在となっています。また絵に関しては“実物をよく観察する事”どんな生活のシーンでも“自身の感覚をよく研ぎ澄ませる事”を大切にしています。
Q 同じ世代のアーティストについて、どう感じていますか?
A ライバルであり、良き同志であると感じ、お互いに刺激し合える存在だと思っています。常に同世代の皆様の作品を鑑賞し、自分の作品を客観視する事が出来ると考えております。この度もこの様な形で皆様の作品と触れ合える事を本当に有り難く思い、皆様の作品から自身の今後の課題を見つけたいと思います。他の方の作品を見ることは、同じテーマで制作をしても全く異なる感性で作られているところが面白いといつも感じながら鑑賞しています。
Q 10年後のあなたについて空想してください。
A 10年後は35歳、まだまだ若く本格的な制作を始めてから15年程ですが、やはりまだ経験がない頃かなと思います。しかし、今よりも遥かに練習や制作を重ねて“もっと心に思った表現を実現したい”と思っています。今は描いても描いても100%作品が描ききれたと思う時がありません。作品を作る事はその時の環境なども大きく左右されると感じていますのでその頃の作品はどんな作品が生まれているのかもとても楽しみです。10年後に向けて、今は一生懸命に取り組みたいと思います。そして全国・・・日本を超えて海外でも作品発表が出来る様になる事、『彼女の作品を一目でもみてみたい』『部屋に飾ってみたい』と言われる様になるのが夢であり、今後の目標です。